株式投資を始めるなら必須!初心者は最初に何を学ぶべき?

株の勉強をする男性 ブログ

株式投資をこれから始めるとしたら、株初心者は何を学ぶべきなのでしょうか。

終身雇用制の崩壊や年金への不安等、会社の給料以外で収入を得る副業のニーズは日に日に高まっています。そんな中でも株式投資は資産形成の最もオーソドックスな手段として人気が高いですが、何も勉強等をせずに挑戦するにはリスクも大きいです。

株式市場は様々な要因によって株価が変動し、一流のトレーダーであっても100%の精度で株価の動きを予測することはできません。株式市場は非常に奥が深いので、初心者が何も学ばずに勢いや感覚だけで資産を増やすことは不可能と言えます。

一時的に株価が大幅に上がって利益確定できるチャンスに巡り合える可能性はゼロではありませんが、長期的に利益確定を積み重ねて資産を増やすことは難しいでしょう。

株式投資で長期的に資産を増やすためには、最低限の知見は必須です

そこで本記事では、初心者が株式投資を始める時、最初に何を勉強するべきなのかについて解説します。

細かい売買の判断は人によりけりですが、最低限「株式投資を始めるならここは勉強しておくべき」だと言えるポイントをお伝えできればと思います。

株式投資を始めたいが、何から勉強すべきか迷っている」という方はぜひ最後まで読んでみてください。

【前提】株式投資を始める前に最低限押さえるべきポイント

株式投資
株初心者の方が、株式投資を始めるにあたって最低限勉強しておくべきポイントは以下の2点です。

・株式の基礎知識
・基本的な用語と意味

それぞれ具体的に見てみましょう。

株式の基礎知識

株式投資を学ぶにあたり、そもそも「株式とは何か?」ということを抽象的ではなく具体的に理解する必要があります。

・企業が自社の株を発行している
・株を買うことで株主となる
・保有する株の価格が上がると資産が増える

上記は恐らく株式投資初心者でも、何となくは把握されているかと思います。ただし、これらについて細かくはよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

株式とは株式会社が発行する有価証券のことで、企業が事業を始める、拡大するための資金を調達する手段として、「会社のオーナーの権利」を有価証券という形で分割して発行します。

そして発行された株式を投資家が購入する際に支払ったお金が企業の資金になるという仕組みです。株式によって得た資金は企業にとって返済義務はないため、事業が上手くいかず業績が悪化したとしても株主にお金を返す必要はありません。

このように、株式投資で長期的に資産を増やすのであれば、株式についても具体的に把握できるように意識してみてください。

株式に対する理解度が抽象的か具体的かで、株式投資に挑戦した時の成否にも大きな差が生じるでしょう

基本的な用語と意味

株式に加えて、株式投資において頻繁に登場する用語についてはその意味も含めてしっかり理解を深めましょう。

・インフレ、デフレ
・金利
・利回り
・インデックス投資
・オーバーシュート

それぞれの用語が何を意味するのかを勉強しておくことで、投資の判断もスムーズにできるようになります。

むしろ、ある程度の基本的な用語の意味を理解していなければ経済ニュース等でも内容を理解できなかったり、株式投資の知見を深めることが難しくなります。

細かいものも含めると用語の数は膨大になってしまうので、1つずつ覚えていきましょう。ニュースやチャート等を見ているときに、知らない単語を目にしたら都度調べて、自分専用の株式投資用語集のようなものを作るのもいいと思います。

株式投資の基本的な種類

考える男女
次に、株式投資の種類について解説します。細かいものを挙げると多数に及ぶため、今回は大きく分類した「個別株投資」と「インデックス投資」について解説します。

どちらも株式投資の代表的な方法ですが、どのように資産形成を図りたいのかで適した方法は異なります。自分の目的に合った方法で資産を増やすために、それぞれの違いを押さえておくことが大切です。

個別株投資

個別株投資は、特定の企業の株式を購入し、その企業の業績等に基づいてリターンを得る投資方法です。具体的には、トヨタや日立、特定の企業の株を単体で購入します。

個別株投資は成長中の企業に投資することで、より大きな利益が得られる可能性があります。

例えば、急成長が見込まれるA社の株を1株1,000円で500株購入し、その後見立て通りに成長して株価も1株1,000円から1,800円に上昇したとします。この場合、差額の800円×500株=40万円が利益となり、投資家にとっても魅力的なパターンと言えます。

それぞれの企業について調べたり分析したりして成長性を見極めたうえで投資を行うため、分析が好きな人にとってはより楽しみながら取り組むことができるでしょう。

また、一部の企業は利益の一部を「配当金」として株主に還元するため、個別株投資で安定的に収入を得ることも可能です。

株価高騰による短期で大きな利益を狙う方法や、配当金による中長期で安定的な利益を狙う方法等、個別株投資の中でも様々なスタイルがあります。

一方で個別株投資のデメリットとして、経済変動や業績悪化によって株価が大きく下落する可能性もあります。そのため、特定の企業のみに集中して投資する場合は注意が必要です。

企業分析やリサーチが好きな人や、リスクを多少大きく取っても大きなリターンを狙いたい人にとって個別株投資は適していると言えるでしょう。初心者の場合、好きな企業の株を買ってみるのも1つの手かと思います。

インデックス投資

インデックス投資は特定の市場全体や指数と連動する投資信託等を購入する方法です。例えば日本の「日経平均株価」やアメリカの「S&P500」等は、ETF(上場投資信託)と呼ばれています。

インデックス投資は複数の企業の株式に分散投資することができるため、個別株投資よりもリスクを軽減することができます。仮にA社が倒産してしまったとしても、B社が成長することによってA社分の損失をカバーすることができるということです。

基本的に個別株投資と比較して市場全体に基づいたリターンが得られるため、長期的に安定した収益が見込めます。短期的には上昇・下落は起こり得ますが、長期的には上昇傾向で利益確定できるパターンが多いです。

また、個別企業の調査をする必要性はなく、指数全体に投資するため、株初心者やリサーチの時間を確保できない投資家にとっては効率的な投資方法と言えるでしょう。コスト面についてもインデックス投資は運用コストが低く、手数料も安いものが多いです。

デメリットとしては、個別株投資よりも短期で大きな利益を狙うことが難しい点と、市場全体が悪化するとインデックス投資も影響を受ける点が挙げられます。リーマンショック等の世界的な経済危機が起きるとインデックス投資も大きなダメージを受けてしまう可能性があります。

初心者におすすめの株式投資勉強方法

お金の勉強
株式投資で長期的に資産を形成していくためには、まず基礎的な知識をしっかり身につけることが大切です。

特に初心者の場合、無理なくコツコツ学び続けることで、重要な場面でより良い投資判断ができるようになるでしょう。ここからは、具体的にどのような株式投資を学んでいくかについて解説します。

投資の基礎本を読む

初心者の場合、まずは株式投資の基本を学ぶことができる書籍を読んで知見を深めることをおすすめします。書籍は基礎からしっかり理解できる構成になっているものが多いため、初心者に適していると言えるでしょう。

具体的には以下のような書籍がおすすめです。

ウォール街のランダム・ウォーカー(著:バートン・マルキール)

株式市場がどのように機能するのか、市場予測の基本的な考え方、どのように安定した投資を行うのかについて学ぶことができます。

お金は寝かせて増やしなさい(著:水瀬ケンイチ)

インデックス投資に特化した書籍で、長期的な投資戦略を学びたい株初心者にはマッチする書籍です。投資の基本的な概念やリスク管理方法についても具体的に解説しています。

敗者のゲーム(著:チャールズ・エリス)

投資の名著として多く読まれている一冊で、こちらも株初心者は投資について網羅的に学ぶことができます。投資初心者が抱きやすい誤解の解消にも役立てることができるでしょう。

株初心者はこうした書籍から株の勉強を始めることで、正しい知見やマインドを養うことができます。

無料のオンラインリソースを利用する

書籍で基礎を学びつつ、インターネットも活用して無料サービスからもインプットしましょう。具体的には、YouTubeやブログ、証券会社のWEBセミナー等が挙げられます。

投資やお金に関する基礎知識を解説していたり、注目している銘柄等について予測していたり、様々なコンテンツがあります。

中には初心者から独学で株式投資をスタートして安定的に利益を稼げるようになり、その過程を発信している媒体も存在するので、初心者にとっても学びやすいコンテンツも多いです。

スマホがあれば隙間時間で気軽に株式投資の知見をインプットすることができるため、忙しい方でも少しずつ継続することで確実に知識を身につけることができるでしょう。

Youtubeチャンネルであれば「Money Sense(マネーセンス)」というチャンネルや「リベラルアーツ大学」というチャンネル、ブログ等のWEBサイトであればマネックス証券等も初心者におすすめの媒体です。

ニュースメディアをフォローし、経済や市場動向のインプットを習慣化する

個別株投資もインデックス投資も、株は世界の経済や情勢等に左右されます。そうした中で長期的に収益を得るためには、経済全体の動きや市場のトレンドを理解することも大切です。

国内株式であれば日本だけ押さえておけばOKとも言い切れず、アメリカやヨーロッパの株式市場の動向は日本株にも影響を与える場合が多いです。

テレビや新聞、ニュースメディア等、特に経済に関するニュースをこまめにチェックする習慣を身につけましょう。

ありきたりですが、日経新聞やワールドビジネスサテライト等の専門的なメディアは株式市場の最新動向や主要な経済指標を一通り網羅する際に便利です。

これまで新聞やニュース等が無縁だった場合は少し抵抗があるかもしれませんが、毎日そうした情報に触れることで自然とアンテナも鍛えられ、より良い投資の機会に巡り合える可能性も高くなります。

株式投資で失敗しないためのポイントを学ぼう

株で失敗しないポイント
株式投資は個別株もインデックス投資も、常にリスクはつきものです。ただし、株式投資のリスクには軽減不可能なリスクと軽減可能なリスクがあります

軽減可能なリスクはしっかり押さえなければ、株式投資で大きな損失が出てしまいやすいため注意が必要です。

株式投資で手堅く資産・収益を伸ばすため、失敗しないためのポイントを3点紹介いたします。

分散投資

分散投資とは、1つの企業やセクターに元本を集中させるのではなく、複数の銘柄や異なるセクターに投資することでリスクを軽減する手法のことです。

例えば全ての元本を株式市場に投資していた中で株式市場が大暴落してしまうと元本も割れてしまう可能性が高いですが、元本を社債や他の金融商品等で保有しておくことでダメージを押さえることができます。

ある銘柄が不調でも他の銘柄が好調であれば全体的な損失も抑えることができますし、異なる業界や海外の企業に投資したりしておくことで、様々な状況から元本を守りやすくなると言えるでしょう。

自身の資産をどれくらいの配分でどの金融商品を組み合わせて運用するかという組み合わせを「ポートフォリオ」と呼びます。

分散投資とは、このポートフォリオをバランスよく、長期的に資産を増やせるように調整して行います。運用目的やプランの変更等に合わせて、ポートフォリオは定期的に見直すのが一般的です。

株式投資での分散投資については、少なくとも5~10銘柄に分散し、異なる業種に分けて投資するのが基本パターンです。また、個別株だけでなくインデックス投資等も同時並行で分散させる方法も有効です。

必ず余剰資金の範囲内に留める

株式投資は余剰資金の範囲内での運用に留めることが鉄則です。生活費や緊急時に備えるための貯金を投資に回すことは危険です。

しかし、危険だとわかっていても損失を取り返したいがために余剰資金の範囲外から元本を調達してしまう人も決して少なくありません。

どんなに一流の投資家であっても、株価の変動を100%正確に予測することは不可能です。上がる時もあれば下がる時もあり、短期間で元本が大幅に減少してしまうことも珍しくありません。

そのため、何らかの事情で急遽現金が必要になった時、含み損がある状態で売却せざるを得ないような状況になってしまう可能性もあります。株式投資を始める前に、必ず緊急用の資金等は別で確保したうえで、それらに絶対手は出さずに投資を行うようにしましょう。

「最悪なくなっても仕方ない」ぐらいに思える余剰資金での運用であれば、いざという時でも焦らず冷静に判断しやすくなります。

売買のルールを決めて徹底する

実際に株を運用する時には、あらかじめ売買の判断基準を明確に決めて、徹底して守ることが失敗しないためのポイントです。

株価が動くともっと利益が出るのではないかと欲が出たり、焦って損切りするタイミングを見誤ってしまうことも多いです。こうした感情的な投資判断は、大きな損失に直結し兼ねません。

・目標とする利益が出た時点で必ず売却する
・予め決めた損失ラインを下回った必ず損切りする

上記のように判断基準を具体的に決めたうえで投資することで、利益確定のタイミングを逃さずに済み、損切りも最小限の損失に抑えることができます。

一度決めたルールは、どのような市場の状況でも守り続けることが大切です。一時の感情ではなくしっかり決めたルールに基づいて判断し続けることで、中長期的な目標を達成することができるかと思います。

【まとめ】勉強はコツコツ継続しつつ、最初は小額で株を購入してみよう

株式投資の勉強は大切ですが、勉強はコツコツ継続しつつ、実際に株を購入してみることも大切です。

どれだけ株式投資について学べたとしても、一度も実践しないことには机上の空論で終わってしまいます。実際に運用しながら勉強も同時並行で進めていくことで、効率的に株式投資の知見を磨くことが可能です。

株式投資を始める第一歩として、証券口座の開設が必要です。証券口座は証券会社の店頭やネットで手続き可能ですが、現在は楽天やSBI等のネット証券での口座開設が主流と言えます。

口座開設が完了次第、無理のない少額で株を購入してみましょう。銘柄によっては~数万円程度で購入できる株も存在します。実際に買ってみてチャートを見たり、ニュースを見たり、実践することでこれまでの勉強も活きてくるかと思います。

株式投資を勉強する時も実際に売買する時も、焦らず、欲をかかず、コツコツ取り組むことが大切です。

現在注目の株式投資講座

初心者が株式投資で長期的に収益を伸ばすのであれば、既に実績のある投資家のノウハウを学ぶのも有効な方法の1つです。現在、株式会社クマガイサポートの熊谷亮さんという凄腕投資家が講師を務める「The・R」という株式投資講座が注目を集めています。

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