株式投資のテクニカル分析とは?正しい投資判断のポイントを解説

チャートイメージ ブログ

今回は株式投資の「テクニカル分析」について解説します。

株価は様々な要因により変動しますが、儲けるためには、値上がりの期待度が高い銘柄を素早く見極めて買い、値上がりしたタイミングで売れるかが重要です。

相場の状況を正しく把握したうえで、自分が目をつけた銘柄が実際に値上がりするかどうか、その的中率をどれだけ上げられるかが、投資で長く儲けるための秘訣と言えます。

そして、相場の状況を分析するための手法の1つとして「テクニカル分析」がありますので、どのような分析方法なのかについて詳しく見てみましょう。

「テクニカル分析について詳しく知りたい」
「正しい投資判断ができるようになりたい」
「これから投資を始めようと思っている」

上記に該当する方は参考にして頂ければと思います。

テクニカル分析とは

チャート分析
テクニカル分析とは、過去の値動きをチャートで確認し、そこからトレンドやパターン、傾向等を仮説立てて今後の株価や為替動向を予測する分析手法です。

チャートとはこれまでの取引の経緯・結果を物語っているのですから、過去にも似たようなパターンがあれば、将来も同じ展開に進む可能性が高いと予測することができます。

テクニカル分析のメリット

テクニカル分析のメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

・チャートだけに注力すればいいので余計なことを考えずに取引できる
・経済に関する知識が足りなくても分析できる
・分析力を鍛えることで予測精度を向上させることができる

テクニカル分析を主軸に投資を行う場合、基本的にチャートにのみ注力します。株価は様々な動きで変動するため、様々なことを同時に考えてしまいがちですが、テクニカル分析では必要以上に多くのことを考えずに投資判断ができます。

また、経済に関する知識が浅かったりしてもチャートの動きやパターンさえ把握していれば値動きを予測することができますし、経験を積み重ねることで予測の精度を高めることができるのもテクニカル分析ならではの強みです。

そのため、投資の経験がない初心者や知見が浅い初級者には、テクニカル分析はおすすめの手法と言えるでしょう。

テクニカル分析のデメリット

一方で、テクニカル分析だけに依存するのはデメリットも存在します。

・株価の動きは必ずしも過去のパターンと合致しない
・売買シグナルはリアルタイムから少し遅れる、ダマシがある
・突発的な動きには対応できない

どれだけテクニカル分析による予測精度を高めることができたとしても、株価の動きを100%読み切れる訳ではないというのが正直なところです。

必ずしも過去から読み取れたパターンが未来の動きと合致するとも限りませんし、前例がない突発的な何かが発生した場合も予測不可能となります。

テクニカル分析による予測精度を高めるには?

株式市場 チャート
テクニカル分析による予測精度を高めるためには、単にチャートを見るだけでなく、いくつかのポイントを意識しながら実践する必要があります。

正しいテクニカル分析を繰り返し実践することで、分析の客観性・一貫性が向上し、より精度の高い意思決定ができるようになるでしょう。

以下に、テクニカル分析の精度を高めるコツについて解説します。

自身の投資スタイルに合った指標を選んで分析する

テクニカル分析の分析対象は様々ですが、全ての指標を使う必要はありません。自身の投資スタイルに適した指標に絞って、じっくり分析しましょう

短期トレードの場合は移動平均線やボリンジャーバンド、RSI等、中長期投資の場合はトレンドラインやフィボナッチ、サポート&レジスタンスが該当します。

それぞれの指標に対する理解を深めるために、指標が具体的に何を計算しているのかを調べて、適切な設定を試行錯誤することでテクニカル分析の精度を高めることが可能です。

複数の指標を組み合わせて分析する

単一の指標だけに依存せず、複数の指標を組み合わせながらトレンドやパターンを把握することで、予測精度を高めることができます

例えば、RSIだけ見ると「売られ過ぎ」と判断できても、移動平均線が下落トレンドであれば、安易に判断するべきではありません。

テクニカル分析では複数の指標を同時に分析しながらトレンド方向やエントリータイミングを把握することが大切です。

過去データを使ってバックテストを実施する

自分のテクニカル分析による戦略の良し悪しを確認するために、過去データを使ってテストを実施してみましょう。過去データは無料で使えるトレーディングプラットフォームで用意できます。

過去データを用意したら、自分のテクニカル分析に基づいてエントリー・エグジットのルールをシミュレーション、複数回テストしたうえで、勝率やリスクリワード比率を計算しましょう。

これを繰り返すことで、実際の取引でもより精度の高い予測ができるようになります。

投資においてテクニカル分析はどのように活かすべきか?

株式 チャート
では、実際に投資で儲けるためにテクニカル分析をどのように活かすべきなのかについて見てみましょう。

ファンダメンタル分析と組み合わせる

株価の長期的な価格変動・トレンドを理解するためには企業の業績や経済指標など、ファンダメンタル分析も必要です。

テクニカル分析で上昇トレンドを把握しても、業績が悪化していればトレンドが反転する可能性もありますし、市場全体で突発的なイベントが起きれば予期しない値動きをする場合もあるでしょう。

テクニカル分析で売買タイミングを探りつつ、企業の財務状況や市場の動向も細かくチェックしておくことで、より正確に株価の動きを予測できます。

リスクマネージメントも忘れない

テクニカル分析はどこまで精度を高めても「予測」の範疇であるため、超一流の投資家であっても外れる可能性があります。

そのため、リスクマネージメントも徹底することで、あらかじめ損失を最小限に抑える戦略を持って投資しましょう。

例えば、トレンドラインやサポートラインを割った場合に自動で損切り注文を行うストップロスを設定したり、1回の取引金額投資資金の数%以内に留めることで、取引のリスクを取り過ぎないようにしたり、「損失が出る前提で取引を行う」ぐらいがちょうどいいです。

売買の判断基準を明確化して心理的バイアスに注意する

テクニカル分析のみに依存すると、自分自身のバイアスで都合の良い解釈をしてしまう危険があります。

冷静に考えれば動くべきタイミングではないと分かりつつも、一時の感情等で誤った判断をして、結果的に大きな損失を被ってしまうケースも珍しくありません。

そのため、ファンダメンタル分析も行いつつも、どのような条件を満たしたら買うか、どのような状況になったら売るか、売買基準・ルールを明確に設定して、感情に流されずにそのルールをしっかり守ることを徹底しましょう

まとめ

テクニカル分析は1つのスキルとして、他の知見も組み合わせながら値上がりする銘柄を見つけましょう。

また、市場環境や自身のスタイルに応じて適切に使い分けることで、様々な状況に対しても柔軟に対応できるようになります。

投資では絶対的な正解はないので、常に冷静且つ広い視野を持って判断しましょう。そして、一時の感情による判断ではなく、自身の売買ルールは必ず守ることで大きな損失も回避できるので、1回1回の取引と焦らずしっかり向き合うことが大切です。

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